トイレットペーパーパンデミック
我が家のトイレットペーパーの残りがあと1ロールしかない🧻
遡ること1週間前。
薬局に行ったときにトイレットペーパーが目に入った。
「あ、トイレットペーパー買っとこかな。」と思ったが(この時点で残り3ロールぐらい)「また今度でいっか〜」となり結局購入せず。
今思えば、ここからが悪夢の始まりであった。
残り1ロール現在、もうどこにもトイレットペーパーが売っていない。
何という見事な伏線回収。
ここからトイレットペーパーと私の社会的地位をかけた壮絶なトイレットペーパーパンデミックラブコメディーが始まる。
〜ここから現実と妄想が入り混じったトイレットペーパーパンデミックラブコメディーです。〜
私(キャスト:杉咲花)はベッドの中で祈るのである。
「どうか、どうか明日も家のトイレットペーパーを使わずに1日過ごせますように。」
しかし、不運にも明日は仕事が休みである。
休みの日は家から極力出たくない。
しかし、我が家のトイレットペーパーは残り少ない。
確か、今日仕事に行く前に駅であったおじいちゃんはトイレットペーパーを2個抱えていた。
きっとどこかにトイレットペーパーが売っているのだ。そう言い聞かせ明日の朝薬局に並ぶことを決意する。
私のいちおしトイレットペーパー、スギネピ。
(名前が可愛いのと安価な価格帯がお気に入りです。)
確かに1週間前には某薬局にスギネピは置いてあったのだ。
開店前の薬局には長蛇の列。
でも私にはわかる。この中で切実にトイレットペーパーを欲しているのは私なのだと。
ここでトイレットペーパーを手に入れられなければ、私は社会的に死ぬ。
10時の開店と同時に人が流れ込む。みんな白いロールめがけて。最後の1個に手をかけたその時、横から長い手が伸びてきて同時にトイレットペーパーを取った。顔を上げるとそこにはシュッとした顔立ちの男性(キャスト:目黒蓮from snowman)が。
私「あ、すみません。でもこれは私が買います。ほんとうに申し訳ないんですが。(死活問題なので)」
蓮「いやいや、僕が取りましたから。申し訳ないんですけど。」
私「あ〜、じゃあ割り勘で。半分にしましょう。」
蓮「へ〜、おもしれぇ女。」
お会計が終わって。
私「じゃあこれで。半分ずつで。よかったですね、2人とも生き延びれましたね。それでは。」
蓮「ちょっと待って。俺、あんたに興味湧いたよ。ちょっと携帯貸して。」
私「あ、今携帯持ってないんで。」
蓮「嘘つけ。さっき携帯でスギ薬局のアプリ見せてただろ。」
私「あ〜、そうですね〜。(携帯を取り出す。)」
蓮「これ俺の連絡先。また連絡するよ。」
こうしてスギ薬局の店員(キャスト:向井康二from snowman)を巻き込んだ三角関係ラブストーリーが始まるのである。
トイレットペーパーが繋ぐ恋。
運命の白い紙。
END...
明日、バッチバチの化粧して薬局に並んでいる人がいたらそれはきっと私です。